K店長の宝石ストーリー
第13話
珊瑚編

珊瑚伝説
海に落ちたメドゥーサの首の血から生まれた珊瑚
アンゴスの王様は自分が美しい一人娘のダナエが生む子によって殺されるという
神のお告げを受けて気がきではありません。
「娘が子供を生まないようにすればいい」と思いつき男性と会えないようにと青銅の塔に閉じ込めてしまいました。
しかし、評判の美しい娘に目をつけたのは人間ではなく全能の神ゼウスでした。
ゼウスは黄金の雨に姿を変えてダナエに愛を降り注いでその結果うまれたのがペルセウスという勇敢な男子でした。
そのことに納得がいかない父王は怒ってダナエと生まれたばかりのペルセウスを海に流してしまいました。
潮に流されて母子が漂着したのはセリボス島。
2人は漁師に助けられこの島で穏やかな日々を過ごしました。

年月が経ちペルセウスも立派な若者に成長したある日
ダナエに思いを寄せる島の君主がパーティーに母子を招待します。
このパーティーの席でペルセウスは島の君主のおだてにのせられてつい妖怪メドゥーサを退治して
その首を君主に捧げることを宣言してしまいました。
標的メドゥーサは美しい髪を自慢して神の怒りを買い髪を蛇に変えられてしまったという女怪

彼女を見ただけで恐怖のあまり誰でも石に変わると言われ神々からも恐れられていました。
しかし勇敢なペルセウスは3人で1つの目と歯を持つグライアイゼ・ヘルメス・アテナなどの
神々の助けを借りて
メドゥーサの首を切り取ることに成功。
空飛ぶサンダルで空に駆け出した時メドゥーサの首から飛び散った血がペガサス(天使)になり
地中海の滴り落ちその血が珊瑚になりました。
これがギリシャ神話に出てくる珊瑚誕生伝説です。

ところで「子供に殺される」と神のお告げを受けたダナエの父は
後に偶然にもペルセウスが競技場で投げた円盤に当たり命を落としてしまいました。
神のお告げはやはり正しかったというわけです。
珊瑚は真珠と共に日本が世界に誇れる海の産物で
古くから「金銀珊瑚綾錦」とあるように
日本の宝と珍重されてきました。
しかし最初は日本で採れていたわけではありません。
古くは地中海で採れた上質の珊瑚が
イタリアの港からペルシャを経由して中国に入り奈良時代
日本はこれを中国から輸入していました。
この輸入珊瑚は「古渡り」という名称で人気を独占。
このころ日本の国内に起こった七福神が宿る宝として珍重され
特に桃山時代には派手好みの天下人・豊臣秀吉の影響で
赤や金がもてはやされ「玉屋」(珊瑚店)が大繁盛しました。
K18血赤12㎜ サンゴペンダント
南方の深海に棲む珊瑚虫が数多く集まって群体を作り
それぞれを支えるための骨格が石灰質を分泌。
それが癒着して合って樹林状になり
海底に根を下ろしたものが珊瑚です。
ただし宝石として用いる珊瑚は、珊瑚礁《六放珊瑚》になるものと
区別して《八放珊瑚》(8本の触手があることから・・・)
と呼ばれています。
色は赤・白・ピンクに大別されます。
中間を「ボケ」といい特にピンクのボケを「本ボケ」
(外国ではエンジェル・スキン)と呼んでいます。
Pt900血赤サンゴ 11.5㎜・12.5㎜リング

産地 日本(土佐沖・鹿児島沖・沖縄沖・小笠原、八丈島付近)
台湾沖・フィリピン沖・東シナ海ミッドウェー海域
現在は地中海では産出されません

珊瑚の硬度は3.5~4。

珊瑚の宝石ことば 珊瑚の象徴
幸福 長寿 魔除招福 厄除け

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