K店長の宝石ストーリー
第7話
アレキサンドライト

アレキサンドライトが発見されたのは、1830年・場所はロシアのウラル山脈にあったエメラルドの鉱山でした。
発見日がロシアの皇帝アレキサンダーU世の誕生日だったことから「アラキサンドライト」と名が付けられました。
太陽の光のもとではエメラルドのようなグリーンな輝きを放っているのに、夜の人工的な光のもとでは、赤紫色に変わり
「これは神のいだずらに違いない」と発見した抗夫でさえ驚きを隠せなかった石・・・それがアレキサンドライトです。

アレキサンドライトは、鉱物学的にみるとキャッツアイと同じくクリソベリルに属します。
変色性を示すのはなぜなのか?原因は内包される酸化クロムによるものです。
アレキサンドライトは赤色と緑色の中間的な色のバランスをもっており、吸収した光線により酸化クロムの
影響で赤紫色と青緑色の2つの色に変化するものです。



自然光 Pt900アレキサンドライト・ダイヤリング 人工的な光

アレキサンドライトの変色性
青緑色 ←←← →→→ 赤茶色
自然光 人工的な光

アレキサンドライトの主な産出地による特徴 ブラジル産
最も良質なアレキサンドライトを産出しています。
ブラジル産の特徴は変色性のすばらしさにありますが
大きなものは少なく2ct以下のものが主です。
スルランカ産
色相は薄茶色から薄緑色の変色するのが特徴で
稀に10ct以上のものが産出されることがあるが、
一般的にブラジル産よりやや品質が劣るものが多いです。
    
その他の産出国 タンザニア、インド
アレキサンドライトの硬度は8,5、キャツアイと同じくダイヤ、サフャイア、ルビーに次いで硬い宝石です。
アレキサンドライトの宝石ことば アレキサンドライトの象徴
安らぎと情熱 二面性 不滅の信心

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